●レコード芸術【特選盤】に選出されました。
<室内楽の現在>を日本から世界へ発信する、ウェールズ弦楽四重奏団の中心メンバーとして、また日本各地で、コンサートマスターとしての活動を続けてきた﨑谷直人。初ソロ・レコーディングの登場です。録音を終えた﨑谷は以下のように語っています。
「1人のヴァイオリニストとして原点に立ち返り、自分自身と向き合うと決めた時、取り上げたかった作品がバッハ。これまでには無い視点や発想を具現化出来るのではないかと思い、楽譜から読みとって、再構築した。日本にも、日本発で、このような意欲で向き合っている音楽家がいる、という小さな証明になればと思う。」
この音楽家としての希求、そして最良の成果が本CDに結実いたしました。バッハの無伴奏作品を中心に、"ウェールズの盟友"富岡廉太郎との心温まる共演を含むプログラム。新たな領域への門出を飾る名演です。
【収録曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
テレマン(1681-1767):
無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲 第1番 変ロ長調 TWV 40:14
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772*
【演奏】
﨑谷直人 (ヴァイオリン)
富岡廉太郎 (チェロ) *
【録音】
2022年4月20-22日
富士見市民文化会館